一話
俺はいつものようにモンスターを倒して集会所に帰る
えっ?俺が誰だって?ガーナという名前のものさ。
あの、恐ろしいギメラを相手にしたときはものすごかったなぁ・・・・
そう言えば、ディバは何処に行ったんだろう?・・・
そんな考え事をしてると、ある1人の男がこちらに歩いてきた
「ガーナ様ですね?私はリュウコク学園の者です。
実は村長様からG級ハンター修行生として預かるよう言われました」
(リュウコク学園って・・あの世界最大規模の学園!?
大陸ごとが学園なのだ!)
村長から詳しい話を聞いたところ、最近G級モンスターは荒れている
そこで、学園の生徒達を守りながら腕を磨くことだった
翌日・・・・リオレウスに乗りはるばるやってきた
玄関口には見たことのある顔の人がいた
フジタカという男だ。俺に武器の扱いなどを教えた人。
「やぁ、ガーナ君・・っいやガーナ先生待っていたよ」
「フジタカ!なんでお前がここに?」
気にしないといわれたので、気にせず付いていく
これから、はじまるハードな学園生活に気づくわけがないのに・・・・
【いきなりだけどよろしく】byガーナ
「アスナはよおきんと遅刻するで?」
コノカが心配そうに言ってもアスナは寝言を言う
「あと、5分」
コノカが呆れた顔をする
「さっきも5分言ってたで」
アスナは起きるのがいやなのかまだ抵抗する
「あと、10分」
コノカはまた呆れて「伸ばしたらあかんて」という
その時ドアのほうから「コンコン」と叩く音がした
入ってきたのはセツナだった
「お嬢様、おはようございます」
コノカは笑みを浮かべながら、セツナのほうを見る
「おはよーセッチャン」
「またですか?」
セツナが聞くと、コノカはアスナを引っ張りながら笑う
そのころ、教室では・・・・・
双子の姉妹が一斉に声を上げた
「えー吸血鬼に襲われた」(出席番号22番フウカ・出席番号23番フミカ
いきなりの報告に双子は怖がる
「うん」(出席番号16番マキエ)
「うっそーーー」
「信じられないですぅーー」
双子がそう言っても確信したように、マキエが言う
「いやっ、ほんとほんと」
「アンビリーバボーな話でござるな」(出席番号20番カエデ)
クラスのみんなは信じられないという顔をする
「ちづねぇ、吸血鬼って本当にいるの?」(出席番号28番ナツマ)
不安と恐怖におびえるナツマに対して、背の高い髪の長い女の人が答える
「さぁ?ハチツさん、何かわかるかしら?」(出席番号21番チヅル)
その席の上のほうに髪の長いハチツに似た人に問う
「さぁ?でも、動物だからいるんじゃないかしら?」(出席番号40番ハチツ)
「2人とも似た言い方しないでよぉ~(泣)」(出席番号45番ナナコ)
笑みでこたえるハチツに対してナナコは泣き顔で言う
「サツキ、吸血鬼はどこの国の人アルカ?」(出席番号19番チャオ)
ちょっと太めで髪をゴムで2つ結んでる人が振り向く
「さぁ?いろんな国に伝説があるから・・・」(出席番号30番サツキ)
それに対してチャオの顔が笑みにあふれて、うなづく
「肉まん食べる国の人ならいい人ネ」
「肉まんが基準なんだ^^;」
そんな話がされるのかドンドン進んでいく
「ねぇ、マキちゃん。で、襲われたってどこで?」(出席番号17番)
黄色髪の2つ結びの女の子が問う
「うん、寮の脇の道。夕べジョギングしてたら・・」
マキエの話だと、いきなり風が強くなりやんだ瞬間に帽子をかぶった女?がいたらしい
そして、こちらに牙をちかつかせ噛みつかれた
「かまれたのぉ~?」(出席番号7番ミサ)
マキエが大きくうなづきながら、答える
「うん、ほら」
マキエの首には差にかに噛みつかれたような跡が残っている
よく見ると2つ穴があいてることがわかった
「なんか、体に変化ないわけ?」(出席番号11番クギミー(略))
マキエは笑みを浮かべながら、大きくうなづいた
「別に。だって、かまれただけだし」
その言葉を聞いた瞬間、質問していた3人が驚いた
「かまれただけって!」
「くだらない、吸血鬼なんているわけないじゃありませんか。」(出席番号29番アヤカ)
その女は気品あふれて、レモン色の髪をなぜながら言う
「いいんちょぉーほんとだってばかまれた後だってほら」
マキエが主張するがアヤカは全く相手にせず、くだらないと言ってる
「虫か何かにかまれたんですわ」「委員長ぉ~」
その教室に走ってくる足音がした・・・ものすごい勢いで
「キーンコーンカーンコーン」
とベルが鳴った瞬間、3人の女が入ってくる
「ぎりぎりセーフ」
クラス全員がその場を見て一斉に声をそろえた
「あっ」
ガーナはちょうど職員室にいた先生たちにあいさつしたところだった
白色に奇麗に染められたドアは、キリンをも思わせる
フジタカが顔を覗き込んだのでびっくりした
「さぁ、行こうか」
「はい、フジタカ先生」
ガーナは真剣な表情を表し、フジタカについていく
そのころ、クラスではさらに展開が激しくなる
「違う!それは吸血鬼でもコーハンよ!」(出席番号8番アスナ)
全員がしかめた顔をするのは当然だった
だってクラス全員が知らないからだ
「コーハンって何?」
一番後ろの席に座っていた、紫の髪の女の子が顔を上げた
「コーハンとは未知の吸血生物なのです。南米諸島で目撃報告があります。ね、ノドカ?」(出席番号4番ユエ)
ユエが同感を求めた女の子は、恥ずかしながら言う
「あっ、ごめん。私そう言うのよくわかんない」(出席番号27番ノドカ)
そう困ったノドカとユエをフォーロしようとしていた女の子がいた
その子は、スケッチブックに絵を描き見せた
「できた」(出席番号14番ハルナ)
ハルナの絵にアスナは疑問に思った
「えっ、そんなのだっけ?」
えには果物か何かを取る、翠のブツブツがある気持ち悪い生物が書かれていた
「ちょっとアレンジ入ってますが、いい線いってます。さすがハルナ」
「でしょぉ~」
クラスの全員が覗き込む
最初に小麦色の髪の色をした女の子が覗き込む
髪はゴムで1結びにされている
「う~ん?どれどれ。うわぁなんというか」(出席番号2番ユウナ)
「不気味やなぁ~」(出席番号5番アコ)
ユウナの言葉をアコがつなげて答える
「そう?可愛いじゃない」(出席番号6番アキラ)
「えぇ~どこがどの辺が?」(出席番号9番ミソラ)
アキラは可愛いと思っていても、ミソラにはそうは見えなかった
1人の黄土色の髪で2つ結びの女の子が髭をつけて振り向く
「むむ、あやつあるかぁ?かよわき徐氏を狙うあしきやからめ、この古ー老師がメイフロックうつある。
アイヤー」(出席番号12番クーフェー)
「バサッ」と音を立てて、委員長が持っていたプリントを一発で砕く
委員長が怒りの顔をしながら、テーブルをたたきつける
「古菲さん!教室で空手は厳禁です!むやみに手足を振り回したら危ないでしょう」
「空手じゃないアル、中国拳法アルヨ。それに私はクー老師」
指を振りながら言うクーフェーに対して「どっちでもよろしい」と委員長が言う
赤髪の女の子が何か機械らしきモノを持ちながら聞いていた
「未知の吸血生物か・・写真におさめたら報道部始まって以来のダイスクープだ!」(出席番号3番カズミ)
そのカズミの横に座っている、白い髪の女の子が笑う
「がんばってくださいね?」(出席番号1番サヨ(幽霊))
「うんってあれ?今なんか聞こえたような?」
カズミは不思議そうにあたりを見渡すが、周りにはだれもいない
「でも、よかったですね。その姿をフジタカ先生に見られなくて」
ユエがいつもの毒舌口調でいう
アスナが「まぁね」と言った瞬間、教室のドアが開いた