二期 21~25
 二十一話
 
ガーナが気がついたのは1時間後だった
体の痛みはするものの、そばにはイタとチサメがいた
契約の証拠にチサメの手にはカードがちゃんと握られていた
「やばい、俺また自分の存在を知られて・・・」
「大丈夫っすよ兄貴。チサメの姉さんが人前では絶対言わないって言いましたから」
「まぁ、まさか本当に魔族がいるとは・・あのホームページに書いてたことは嘘じゃなかったんだな」
ガーナが不安そうな顔をしたが、チサメは笑みを浮かべた
それがガーナが初めて見たチサメの笑顔だった
「あっ!後、私がネットアイドルだということは誰にも言うなよ」
ガーナは笑顔で頷く
そこにアスナが走ってきたが状況がわからないらしい
いたが説明を始めた
「つまり、チサメの姉さんはそのホームページ通りやって運よく兄貴が魔術使いだったというわけっすよ」
「えっ、ハセガワさんもしたの?契約。」
「まぁ、危なかったし助けてもらったお礼に」
2人はお互いカードを見せ合う
アスナのには破壊神の姫と書かれており、チサメは電脳の最強少女と書かれていた
「ほぉーまたパートナーを作ったのか坊や」
入口にディバとロロチャバンがいて、ロロチャバンは礼をしてはいる
「えっ、ということはディバの野郎も魔術使い!?」
「いえっ、マスターの場合はモンスター型吸血鬼です。」
吸血鬼っ騒ぎのことをチサメは思い出した
「まぁ、せいぜいがんばるんだな坊や」
そう言うとディバは出ていき、ロロチャバンも礼をして出ていった
翌日
チサメさんはいつも通り登校していた
だが、その姿は昔のチサメさんを思わせない明るいチサメさんだった
 
二十二話
 
彼女は藍色の髪を風に吹かれないようにし、レンガでできた段差の上に座る
周りは花で囲まれており、小さな虫が花粉を乗せながら飛ぶ
彼女は本を開きながら、ただ流れる風景を目の前にする
「ノドカ、ごめんなさいです。今日は図書館島に行けません」
紫の髪の色をしたユエはノドカに礼をしながら謝った
「ううん、いいよ。今日はハルナと行くから」
「そうですか・・それでその本【恋の魔術】と書いてますが、興味があるのは恋ですか?魔術ですか」
ノドカはその言葉に思わず赤くなってしまったので、ユエはにやつく
「ほほぉ~どっちにも興味があるかと・・・あと、ハルナも来れないと思いますよ。吸血鬼研究会で」
ノドカは恥ずかしくなったので言葉に出さなかった
(本当にガーナ先生と結ばれる魔術があったらいいのにな)
彼女の思いにこたえる言うに、鳥たちが騒ぎ鳴く
そのころ、またガーナの正体に気づきかけようとしていた
カメラを構えガーナにレンズを固定している
「兄貴、早く帰りましょうぜ」
カズミは驚き、思わずシャッターを切った
「イタチがしゃべった!ガーナ君どういうこと」
カズミはいろいろと説明を聞いた後に秘密を守る代わりに秘書になりたいと言ってきた
ガーナは戸惑ったが、イタは人間の前で喋れない自分の代わりになるといい説得した
-翌日-
授業が終わった放課後にガーナに手紙を渡していた
「ガーナ先生、絶対ノドカの手紙読んでね」とハルナが言ったあと、
「でわ、失礼するです」と言いユエとハルナは教室を出た
手紙にはこう書かれていた
「今日の放課後、図書館に来て下さい byノドカ」
ガーナは教室を出て図書館に行った
図書館のドアを開けた後、一番奥にノドカがいた
「どうした?授業の説明か?」
頭のいいノドカにそんなはずはないと思いながらも聞く
その瞬間に、ノドカの目から涙が流れるので、心配したガーナが見た
「先生、先生が来た時からずっと好きでした」
いきなり言われたのでガーナは戸惑う
「お返事はいりません。失礼します」
目から出る涙を顔を覆いながら流れないようにする
ガーナは図書館で固まっていた・・・・・
 
二十三話
 
その夜にガーナはクラスのメンバーから呼び出された
「肝試し?」
ガーナが不思議に聞くが皆わらってる
ガーナ達が来たのは旧校舎だったので、枯草がたくさんついてる
【ガーナ先生赴任記念!肝試し】という旗を持ってガンバレーと言われる
ガーナはしぶしぶ旧校舎の中に入ったが自分の魔術で作った分身に任せてモンスター退治に行った
だが、一人出したつもりが8人でていたとは・・気づくわけがなかった
そのころ外では、「はいった?」 「うん」 「じゃあ、そろそろ」
とサクラコ、フウカ、アサクラ(カズミ)の順番で言う
アサクラの横にはイタがいて、笑みを浮かべている
旗の前の看板がはがされて、ほかの文字が書かれてるものを取り出す
看板には【ガーナ先生とラブラブキッス大作戦】と書いてある
そこにいたコノカが不思議そうナ顔をする
「えっ、肝試しちゃうん?」
「はい、真っ赤な嘘。でわ、ルールを説明します。
この大会はガーナ先生の恋人になる近道が手に入るチャンスの大会。
見事優勝した人にはカードを贈呈します。
武器は枕や本などのみでほかのチームの妨害可能、ガーナ先生に先にキスしたチームの勝利。
校内の様子はカメラでチェック。鑑定員はチサメとサクラコ。
進行は私、カズミと」「コノカ・コノエでお送りしますってこれ誰にいってるん?」
そのころ、選手じゃない生徒達はゲリョスの皮でできたモニタニー映るカズミ達を見ていた
「でわ、選手の紹介に移ります。
1チーム目 ユキヒリ・アヤカとナハ・チヅルのお姉さまチーム
ガーナ先生への執着度ではナンバー1の委員長に期待
2チーム目 ナルタカ・フウカとナルタカ・フミカの双子コンビ
双子ならではのコンビネェーションでガーナ先生を狙う
3チーム目 バカ戦隊から参上ナガハ・カエデ、クーフェのバカ戦隊チーム
知識がない分、戦闘力は圧倒!強行突破でガーナ先生の唇ゲットか!?
4チーム目 大穴、アヤサ・ユエ、ミアザカ・ノドカの図書館コンビ
戦闘力がない分は知識でカバーか!?
5チーム目 ササク・マキエ、アカイサ・ユウナの運動部コンビ
運動力はほかのチームを圧倒。一気にガーナ先生の唇ゲットなるか?
6チーム目 ハナツ・ヤとシン・ウツキの遠距離武器コンビ
暗闇の中でもガーナ先生を見つけてキスするのか!?
7チーム目 チアリーダーから出場、ホシザワ・エンとサキザ・セイカのチアコンビ
ほかの4人の分のキスもありか!?
8チーム目 エイカ・asano、パラの学年美人チーム
お色気でガーナ先生の心を奪うか!?
以上8チームで試合が行われます。選手の皆さんはスタート地点に」
そのころ、他の入口の前にいた委員長とチヅルがいた
「ガーナ先生の唇は私が自守しますわぁ~」
委員長の周りに火のオーラーがともっていた
2チーム目のフウカとフミカは手をつなぎながら笑ってる
3チーム目は・・「でも、もしガーナ坊主とキスしたら私ファーストキスアル」
クーフェが楽しそうに語るのをカエデは聞く
4チーム目は・・「ノドカ、勝ちに行きますよ」
「いいよ、ユエ。どうせお遊びなんだし」
「いいえ、私の知っている男性の中でガーナ先生はまともな部類に入ってます。ノドカの選択は間違っていません」
5チーム目はまだかまだかとおちついていない
6チーム目は枕に仕込みをしている
7チーム目と8チーム目は楽しみでしかたない
「でわ、スタート」
その声が聞こえた瞬間皆、いそいで校舎のドアを開けるもの、上り綱に上るものがいた
 
二十四話
 
1チーム目は大声出しながら、ガーナを探す
「ガーナ先生!ガーナ先生!どこですのぉ~?」
委員長が大声を上げて探している
「アヤカ、そんな大声出したら他のチームやモンスターに気づかれるわよ」
だが、委員長は止めることなく叫び続ける
5チーム目は最初に何処に行こうか決めてた
「さて、この広い校内をどうやって探そうか?」
マキエは笑みを用意していたバッグを探る
「私の考えたガーナ君おびき寄せ大作戦って言うのはどう?」「なにそれ」
マキエは鞄からお菓子を取り出した
「ガーナ君、飴だよー。おいでー」
「そんなので来るのマキエだけだよ!」「えーでもおいしんだよ、山菜味」
そんなコントをやってなか、1チームに出会う
「あっ委員長」「マキエさん!いざ、勝負」
1班vs5班戦闘開始・・・
お互いの顔面に強力に枕がヒットして、よろめく
(よくやった、マキエ。委員長とどめだよ)
ユウナの枕が委員長に向かった瞬間、チヅルが手を動かしユウナにあてる
「さすがチヅルさんですわ。」
そのままさまよう
6チーム目のハナツ・ヤとシン・ウツキと3チーム目が戦っていた
「バンッ」と言う音がして銃と弓の音とバコーンと音が響く
外から侵入していた2チーム目のフミカがおびえる
「お姉ちゃん、クーフェちゃん達強いですぅ~」
「大丈夫、僕たちはカエデねえから教わってるじゃないか?」
「そのカエデ姉も敵チームです」
怯えていたがガーナとキスするために勇気を持って進む
そのころ4班も危険な場所を通っていた
「何でこんな所を通るの?」「私の見かけではかならず中央階段を通らないといけません。なのでこんなこともあろうかと非常階段の鍵を開けておきました」
非常階段から理科室前に来た時に天井の板が取れた
そこには2班がいた
「あっ図書館コンビ!ここであったら100年、必殺分身の術」
そう言って場所を入れ替わっただけだった
ユエの枕がヒットさせた
「別に分身してないです。あなた方の相手は私がします。ノドカは中に」
そう言ってノドカを無理やり押し込んで、本で2班を攻撃する
そこにはガーナの分身が眠っていたが、ノドカにはわかるはずがなかった
「こんな形ですることになってすいません」
ノドカが口を近づけた瞬間、周りに7人現れた
ノドカはわけがわからず気絶する
さらに分身たちは各班の目の前に出てきて「キスしないかという」
1班「あら、ガーナ先生のほうからさそっていただけるなんて、こんな顔じゃ5分、いや2分待って下さい」
そう言うと委員長は化粧を始めた
2班「フミカさん」「なんでフミカだけなの!?」「お姉ちゃんが乱暴だからです」
ガーナの分身の言葉で姉妹は喧嘩してる
3班「クー・・・フェさん」「ちょっと待つよろし、いざとなると恥ずかしいアル」
そう言いながらガーナの分身を壁にひびがはいるほどけっていた
5班「マキエさん」「もうしかたないな~一度だけだよガーナ君」
そういいながらマキエはガーナの分身のほっぺをひっぱる
6班「ウツキさん」「ちょっと待って。まだ心の準備が」
そういいながら銃をガーナの分身に向ける
7班「エンさん」「待ってあと100秒したら」
そういいながらエンはガーナの分身を振り回す
8班「パラさん」「待ってやっぱこっちの衣装のほうが」
緊張の余り、服を選んでるふりをする
4班「ユエさん」「先生だめです。ノドカが・・・」
(キスをするとき男の人はこんなに真剣になるんですか?とは言え、私はガーナ先生に好意を持たせるようなことは・・、もしかして星座が同じだから。
いやっ、でも不自然すぎる)「先生・・・駄目・・で・・す」
ガーナの分身がキスしそうになった瞬間アスナのとび蹴りが当たる
「なにしてるのよってあんたガーナ?」
アスナがそう言った瞬間爆発して煙が舞う
「おっ、1班キスの体制に・・ほかの班も」
委員長、クーフェ、マキエ、エン、パラ、フウカ、フミカがキスした瞬間爆発する
「アサクラ・・いくらなんでも爆発は・・・」
チサメがそう言った瞬間にアサクラが驚く
「えっ、あれってあんたじゃないの?あたし、てっきりあんたの仕業かと・・」
二人は「幽霊」と声をそろえていった
ガーナがその時旧校舎のロビーに戻った
 
二十五話
 
そこにユエとノドカが来た
「えっと・・・」「あの・・」
そう言って恥ずかしがってる2人の背中をユエが強く押す
その瞬間に唇同士があたって、契約される。
「優勝はホンヤだ~!」
ノドカに契約の証のカードが渡されて、コノカも覗き込む
次の日にガーナがノドカを呼んだ
「返事はいらないっていったが・・・友達からで」
ノドカは喜びの笑みを浮かべて頷いた
その様子を影から見ていたユエとハルナがガッツポーズを取る
「まさか、ミヤザカさんに負けるなんて・・・いいですわライバルと認めましょうじゃない」
1ーaは今日もにぎやかである