二期 36~40
 三十六話
 
船の甲板から前にある巨大な大陸が広がって見える
生徒達が眠っている中、ガーナは朝の日差しを浴びた
空には鳥が飛び交うが高い場所にはリオレウスまで飛んでいる
ガーナは後ろの視線に気づいて振り向く
そこにはレモン色の髪の長い委員長がいた
「ガーナ先生、お体が冷えますよ。私の用意したハーブティーがあるのでよかったら・・・」
そう言うと委員長はガーナの手を引きながら、ドアを開けて食事室に入る
そこには赤いハーブティーが置かれていて、あたりに臭いを漂わせる
「悪いな・・・生徒に作らせてしまうなんて・・・うまい」
その言葉を聞いた瞬間に委員長の顔に笑みがこぼれる
「私が作ったものなので不安だったんですが・・・お口にあって何よりですわ」
委員長はガーナの飲む終わった食器を奇麗に洗って、席に着く
数時間するとアナス達も起きて、食事室の静かさはいつの間にかなくなっていた
食事を皆済ませると、船がちょうど到着して全員降りる
午前6時に全員降り終わった後に、船はフルフルの体内電気システムで自動操縦になって帰っていく
ガーナがクラスの先頭に立ち、旅館を探す
それをユエとノドカが難しい漢字を教えながら、誘導する
道路ではフウカ、フミカが睡眠中のリオレウスを起こして怒らせたり、
アスナがわけのわからない植物を触って麻痺したり、
突進してきたブルファンゴをクーフェイが足で蹴飛ばしたり、
いろいろなことが置きながら森を抜けて先に、巨大な建物が見える
「これが【リオ旅館】ですね。この旅館で同じ部屋でなおかつ同じベットで寝たカップルは永遠にハンター愛を灯すともいわれています。
ただし、近くには落下速度10秒の滝があり、身を投げる人も多いとか・・・」
ユエが旅館を見ながらそう言ったのは、実は旅館・大仏・記念物マニアらしい
半分の生徒が詳しさに納得するが、もう半分の生徒は怖がる
 
三十七話
 
旅館の入口に来ると女の和服を着た女性が8人いて礼をする
「学園長様からは連絡をいただいております。
さっさどうぞ・・・」
そう言われると皆部屋に通される
301号室・・・サヨ、カズミ、ユウナ、アコ、アキラ、ミソラ、ヤクザ、ボウエツ
302号室・・・スウカ、サクゴク、センゴク、クゴ、リエン、エイカ、ジャメ
303号室・・・アヤカ、マキエ、ハチツ、ナナコ、チヅル、ナツマ、ミカ
304号室・・・フウカ、フミカ、セイリュク、カエデ、マナ、クーフェイ
305号室・・・ザジ、ケシコ、セイカ、リョクコ、エン、ミサ、クギミー、サクラコ
306号室・・・ヒショコ、ウツキ、ヤ、サバツミ、ウツタイ、パラ、カミシゲ、フィング
307号室・・・カーコ、フネタイ、ソラ、ゲマ、キヌキ、ワイク、ノシ、ガクオン
308号室・・・コロモ、ガセイ、ツキヨミ、ダンメツ、シンキュウ、ハナツキ、チャオ、サツキ
309号室・・・ディバ、ロロチャバン、ハカセ、ジュカネ、クーラー、ヨメコ、チサメ
310号室・・・ガーナ、アスナ、コノカ、セツナ、サンザキ、マジコ、ノドカ、ユエ、ハルナ
そのメンバーに部屋は分かれた・・・
 
三十八話
 
部屋が決まると委員長が大声でガーナ達の部屋にはいる
「ちょっとどういうことですの?ガーナ先生とあなた達がなぜ一緒なんですの?」
アスナは奥からでてきて、委員長を睨みつける
「保護者よ、保護者。あんたと一緒にしたらいやらしい行為するでしょ」
いつものように取っ組み合いが始まる
ガーナはその間にルートを確認していた
「まずは【飛竜神社】でそのあとは【水竜の舞台】で・・・」
ガーナは確認をし終えると全員を集めて、【飛竜神社】に向かう
つくと生きてるリオレウスが何体もそこら辺を歩いてるが攻撃はしてこない
火竜のお守りなどを買ってクラス全員がはしゃぐ
「ねぇねぇ、あれが龍の恋岩でしょ?」
ユウナが指さした方向にリオレウスとリオレイアの姿が彫られた岩があった
委員長は張り切り目をつぶると、マキエとノドカも挑戦する
(これくらいのことで負けてられませんわ。必殺【恋の心眼術】!)
委員長は猛ダッシュで岩まで行く
(これでガーナ先生と私の未来は約束されたようなものですわって・・・)
委員長は眼を開けると、飛び降りてきたランポスを撃ち飛ばす
ガーナは戸惑っていたが、ユエに次に行こうと言われて後にする
【水竜の舞台】に到着する
「ここが有名な水竜の舞台ですか。
水竜に負けたのを悔み飛び降りるハンターが多いですが、生存確率は90%と異常に高く・・・」
クラスの皆が後ずさりするとハルナが出てきて「ユエは神社マニアでもあるんだ」という
そのあとに一度旅館に戻った
 
三十九話
 
旅館に戻ると各自、自分の部屋に入る中セツナだけが出歩いていた
ガーナは何をしているか気になりついていく
ドアのような場所に札のようなものを張りつけると、動きを止めた
次の瞬間にこちらに向かって札が飛んできて、ガーナが隠れてた岩の置物がけし飛ぶ
もちろん、セツナにはこちらの姿が見えておらず、首を壁にたたかつけられてつかまれる
「なに者だ?答えねば息の根を止める」
それから硬直が続いた後に煙が晴れると、セツナは「ハッ」と言い抑えていた手をはなす
やっと息ができるようになったガーナはせき込み、地面に両腕をつく
「申し訳ありません・・・敵の息の根を止めるのは仕事上の都合で・・・」
ガーナはセツナからいろいろなことを聞いた
コノカが強大な魔力を秘めていること・・・そしてセツナは人間と魔族のハーフだということを
翌朝にセツナに連れられて、【魔術フィレス地方本部】に向かったがコノカも付いてきた
長い石段を上った先にたくさんの巫女の様な服を着た女性たちが頭を下げる
 
四十話
 
「お帰りなさいませ、コノカお嬢様」
そう言われると、コノカも笑顔で見た
セツナは頭を下げるがガーナは何が何かわからない
そこにガーナの契約種達が来た
全員、めを一回こすり辺りを見渡した
チサメ、マジコ、ヨメコ、ノドカ、アスナが部屋に通される
昼になり、コノカが数名の巫女と一緒に花を摘みに行った
その瞬間にあたりに黒いババコンガが大量発生する
ガーナは太刀を久々に抜き、ババコンガの頭に一撃入れた後に後方に下がる
アスナは大剣で片っ端から殴り倒す
ノドカは契約の効果を生かして、本で攻撃と防御を行う
チサメ、マジコは連続で攻撃をたたきつける
さすがのババコンガもこれには耐え切れず、一度引く
セツナもすでに4体のババコンガを倒して、鞘に刀を収める
そこにコノカといた巫女が走ってくる
「たいへんです。コノカお嬢様が何者かにさらわれました」
セツナはそれを聞いた瞬間に走り出し、ガーナもそのあとを追う
コノカを縛っている3人の男女がいた
「ふっ、今頃来ても遅いどす。」
そう言ってあたりから、黒いモンスターばかりをだした
3人はそれを見た後に逃げる