一部 エピローグ
 エピローグ
 
ここは吹雪が舞い、極度の寒冷で身が凍る、〈雪山〉。
今その最深部で、地響きが起きていた。
それは誰にも気づかれず起きた。
その地響きは、雪崩によって起きたものだ。
その雪崩は、深く、永く、眠りについていた
白き神を永き眠りから起こしてしまった......

白き神の逆鱗に触れし時、世界は滅びるだろう......

白き神の領域に触れた者は生きては帰れ無いだろう......